食の欧米化にともなって、現代人は食物繊維が不足しているといわれています。食物繊維の日本人の食事摂取基準(2010年版)では、18歳以上の男性で19g、女性では17gとされています。しかし、実際には10〜40代の男女の摂取量は14gにも満たないことが分かっています。
食物繊維を補う食べ物というと、ゴボウやセロリなどの野菜類や海藻類、豆類などが思い浮かびますが、実は、ふすまパンの主原料である「小麦ふすま」にも、食物繊維がタップリと含まれていることをご存知でしょうか?
食物繊維は、水に溶ける「水溶性食物繊維」と、水に溶けない「不溶性食物繊維」に大別され、それぞれに違った働きをします。
<水溶性食物繊維>
お腹の中で、周りの水分を吸収してゲル状に変化します。腸管内を緩やかに移動するため、お腹がすきにくく、食べ過ぎるのを防ぐ効果があります。また、血糖値の上昇を抑え、糖質の吸収を緩やかにし、腸内環境を整える働きも持っています。
・水溶性食物繊維を多く含む食品
こんにゃく、果物、イモ類、昆布やワカメなどの海藻類、ゴボウ、納豆など
<不溶性食物繊維>
胃腸内で水分を吸収して大きくふくらみます。腸のぜん動運動を活発にして、お通じを促す効果があります。また、体内毒素を体外に排出する効果、腸内環境を整えて整腸作用をもたらす効果も持っています。
・不溶性食物繊維を多く含む食品
豆類やキノコ類、アーモンド、小麦ふすま、干し柿、切干し大根など
このように、小麦ふすまは不溶性食物繊維を多く含む食品に分類されるのです。小麦ふすま100g中には、食物繊維がナント!54gも含まれています。不溶性食物繊維を多く含むとされる他の食品と比較しても、ダントツに多いといえるのです。
(100g当たり)
※いんげん豆…11.8g
※アーモンド…11.3g
※干ししいたけ…38g
※納豆…4.4g
タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルに次いで、第6の栄養素と呼ばれる食物繊維。健康維持やダイエットのためにも、ぜひ積極的に摂りたいものです。
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