糖尿病予備軍と糖尿病によるリスク

糖尿病と糖尿病予備軍の数はどんどん増えており、今では成人の5人に1人が、40歳以上の3人に1人がそうだと言われているのです。食生活などが変わり、運動量も落ちていることなどが理由だそうですが、難しいのは自覚できる初期症状が殆どないことでしょう。

糖尿病は、進行すると色々な重い合併症を引き起こし、場合によっては命を失うこともありますので気をつけないといけない病気なのです。また、身体の問題だけでなく治療費もかかりますので、糖尿病予防は重要なことなのです。

自覚症状としては、疲れやすい、喉が渇く、体重減少、尿の量が多いといったものが挙げられます。

この段階で気づけばまだいいのですが、進行すると『糖尿病網膜症』、『糖尿病腎症』、『糖尿病神経障害』という合併症が起こる可能性が高くなります。これらは三大合併症と言われ、全てが細小血管障害なのです。

一般的には、糖尿病を発症して10年前後で起こって来る症状と考えられています。
他にも、脳梗塞や心筋梗塞といった大血管障害の病気も引き起こしてしまうのですが、こちらは糖尿病予備軍の段階から発症するということです。

細小血管障害について、もう少し書いておきましょう。
糖尿病網膜症は初期の自覚症状がありませんが、進行すると目がかすんだり、視力障害が起こったり、眼底出血で視力低下を起こしたりします。放置すると失明する危険もあるのです。

糖尿病腎症も、初期の自覚症状がありません。
進行すると軽度の蛋白尿になり、悪化すると尿の中の蛋白量が増えます。
腎臓の働きも低下しますので腎不全になることもあり、そうなると血液透析治療が必要になります。

糖尿病神経障害は、どこに障害が起こっているかによって症状が違います。
知覚なら、手足や足先の痺れ、冷感、痛みなどが起こり、運動なら大腿部の筋委縮、筋力低下、外眼筋麻痺、顔面神経麻痺などが起こり、自律神経なら異常発汗、たちくらみ、胃もたれ、嘔吐、便秘や下痢、動悸などが起こります。

最近では、歯周病と糖尿病の関係も言われています。毎日の歯みがきでは取り除くことができない、歯石やプラークを歯科医院で定期的にキレイにしてもらうことも、とてもお薦めです。ずっと元気で健康寿命を延ばしましょうね!

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