炭水化物と糖質はイコールではない！

炭水化物というと、糖質と考えてしまうかもしれませんが、炭水化物が糖質ではありません。

炭水化物は、糖質と食物繊維で構成されているため、炭水化物から食物繊維を除いたものが糖質になります。お茶碗1杯（約150グラム）の中に含まれている炭水化物は59.1グラムで、その中の0.6グラムは食物繊維です。だから、お茶碗1杯分の糖質量は、炭水化物から食物繊維を引いた58.5グラムです糖質58.5グラムは、角砂糖にすると約15個分になります。
お茶碗1杯にそれだけの糖質が含まれているというのは驚きですね。

パスタも糖質量の多い炭水化物で、パスタ100グラムには69.5グラムと、ご飯1杯分よりも多い糖質が含まれています。これは角砂糖約17個分に相当します。

3度の食事で毎回、ご飯や麺類などの炭水化物を摂取していると、それだけで、相当な量の糖質を摂取してしまう事になります。それに、おかずを食べ、おやつに甘いものを食べ、途中で砂糖の多い飲み物を飲んだりすると、1日にかなりの量の糖質を摂取している事に・・・。いくら甘いものを我慢しても、ご飯や麺類をどっさり食べていれば、甘いものを我慢した意味がありませんよね。

甘いものを控えるのと同時に、炭水化物もできるだけ控えるようしないと、糖質制限はできないという事です。いつもの食事から炭水化物を少し我慢して、その代わりに糖質の少ない野菜を摂る、糖質控え目のおかずを多めに食べるなどすれば、お腹を満たしながら糖質をカットする事はできるはずです。

このように、空腹を我慢する事なく、ダイエットできるというところも糖質制限のメリットでしょう。
最近では糖質の多い小麦粉で作られたパンだけではなく、糖質控え目のふすま粉で作られたパンも出回っていますし、麺でも糖質控え目のものがありますから、パン好き、麺好きの人でも、ストレスなく糖質制限を始められそうですね。糖質制限をすれば、体調不良がなくなるなど、その恩恵は必ず自分の体で実感できるはずです。